省エネ法が改正されました

省エネ法の改正により、大規模事業所(大工場など)だけではなく、一つの事業者(企業)単位でのエネルギー管理義務が課せられるようになりました。これによりチェーン店などで年間1,500キロリットル(原油換算)以上のエネルギーを使用している企業は、国より「特定事業者」の指定を受け、エネルギー管理統括者(役員クラス)、エネルギー管理企画推進者(実務)の選任と、定期報告書、中長期計画書の提出などが義務付けられます。まず、2009年4月より1年間の使用エネルギーを把握し、所轄の経済産業局省へ報告をしなければなりません。
経済産業省のパンフレット

原油1500キロリットルのエネルギーとは。まず確認してみましょう

省エネ法により、「特定事業者」に指定される原油換算1500キロリットルのエネルギーとは、 電力では
千kwh=9.97GJ (ギガジュール) 昼間買電
1GJ=0.0258kリットル(国際標準換算係数)
ということなので
1500kリットル分の電力は
1500÷0.0258=58189.5GJ
58189.5÷9.97=5831.448千kwh/年間 ということになります
月別電力よりの簡易計算表

 それは、どれくらいの規模 ?

エネルギー消費は電力だけではありませんが、製造業以外ではその大部分を占めていると思われます。パチンコホールの場合、2008年12月の調べで、1ホールあたり年平均845524kwhの消費量となっています。これは6〜7店舗のチェーン店で「特定事業者」となる計算になります。5831千kwとはかなり大きな数字でと思われがちですが、チェーン店の場合は意外と該当する場合が多いようです。ファミレスでは15店舗、小売店舗では売り場面積3万平米位が目安のようです


 報告帳票


これからは、いつもチェックが必要です。

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