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Bioremediation
バイオレメディエーションとは

バイオレメディエーションとは、微生物や植物(草木)が土壌中の物質を代謝(分解)する能力を持つことを利用して、土壌・地下汚染の有害物質を分解する技術です。
バイオレメディエーション技術のルーツは石油精製から出る廃棄物を処理するランドファーミングにあるといわれています。

海洋でのタンカーからの原油流出事故など,油が極めて広域に拡散して他の方法では適切な対策が無い場合にも、バイオレディエーションの技術の効果が期待されています。
カナダにおけるエクソン・バルディーズ号の座礁事故の流出原油浄化への寄与で、バイオレメディエーションは脚光を浴びました。
海面流出処理には、微生物の栄養源として窒素・リン分(化学肥料50t)を使うが、89年のアラスカ事故での原油分解率は70%程度、回収率は14%、残存率は16%であったと言われています。

応用商品

オイル吸着剤


エコットスポンジのページ

油汚染の浄化剤

  水上用オイル吸着剤


自然界における油の分解過程

自然界には無数のバクテリアが存在しています。
油の流出事故が起こると、直接油に接触したバクテリアはあまりにも毒性が高いために死滅しますが、直接の接触を免れたバクテリアはいくつかの方法で対処します。
 1.毒性の低く、生存可能な場所まで離れます。
 2.油を分解するため酵素と界面活性剤を放出します。
 3.界面活性剤は油を乳化、溶解させます。
界面活性剤が油をバクテリアの処理可能な濃度まで分解します。
同時に油の分子結合を分解し、毒性を減少させるため、食物として活用できるのです。
酵素は乳化または溶解された油に接合部を作り、ここでバクテリアの初期の消化作業が行われます。
この過程には莫大なバクテリアの数と、バクテリアが汚染現場に順応するための相当な時間が必要です。
このため、以前から汚染現場に栄養剤を散布し、バクテリアを活性化するという試みが続けられましたが、栄養剤は洗い流されたり、薄められたりしてしまう為、バクテリアを増殖するのには時間がかかり、限界がありました。

このような問題を解決するために、開発されたものが、「ECOT」の商品です。

商品の主な特徴
  1. 油漏れ事故現場の被害を最小限に食い止める。
    二次汚染(油を沈殿させない)油の引火性、臭いを消す。
  2. 海洋、海岸線、植物、動物、鳥などの生物への環境汚染を食い止める。
  3. 生分解し、元の環境に戻す。
  4. 人畜無害  MSDS参照
  5. 米軍をはじめ実績多数 アメリカ納入実績
  6. EPA承認 EPA承認番号 #B-53 8.26.1996